PDT(Photo-dynamic-therapy)

PDTは、歯周病の新しい治療方法です。
歯周病は、細菌感染によって進行していく疾患です。
細菌を除去するために、従来は抗生物質の内服・外用が行われていましたが、抗生物質療法では、薬剤アレルギー等の副作用と、耐性菌の発現が我々歯科医の悩みでした。

この度、副作用や耐性菌の発現しない新しい除菌方法が開発されました。
PDTは、光によって活性化する薬品(光活性剤)を病巣部に注入し光を照射することによって、この薬品を活性化して除菌する方法です。

この治療法は、既に、気管支に発生した癌細胞を除去する治療法として、呼吸器内科では実施されています。そのメカニズムは、癌細胞に集まる光活性剤を静脈注射し、ついで、気管支内に内視鏡ファイバーを経由して癌病巣部に光を照射すると、光活性剤が癌細胞を消滅させる物質を発生させるものです。
歯周病の、PDTは、歯周ポケット内のプラークを除去した後、細菌の細胞膜に吸着する光活性剤(0.01%メチレンブルー)をポケット内に注入・浸透したのちに、波長670nmの赤色レーザー光を照射することにより、フリーラジカル(活性酸素)を細菌膜の表面で発生させ、殺菌するものです。

光に反応する薬液をポケットに注入 670nmの赤色光レーザーを照射

痛みや術後の腫れがなく、かつ、歯周ポケット内の細菌を約1ヶ月間除菌することができるので、この期間に正常な組織が再生する可能性が期待できますし、
既に実施しているPTCとの併用で、歯周病の進行を抑制することが可能です。

当歯科医院では、4月に装置を導入し、5月より歯周病治療に活用しております。また、歯周再生手術の予後(回復の程度)も向上します。
治療費用は、PTC等の処置と併用した場合、\2,000―\4,000の加算料金で実施しております。